ダイバーシティ&インクルージョンを簡単に解説!

  • 2022年3月6日
  • 2022年11月7日
  • 人事
 
ふくまる
上司からダイバーシティって調べるよう言われたけど、ダイバーシティって何だろう?なんでよく聞くようになったんだろう?具体的に何をやればいいの?

そんな方に向けて、ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)について解説していきます。

D&Iとは?

ダイバーシティは、日本語で「多様性」、

インクルージョンは、「包含」を意味します。

つまり、D&Iとは、人材の「多様性を包含する」ことです。

 
ふくまる
「多様性を包含する」ことに、企業にとってどんな価値があるのだろう?

企業におけるD&Iの価値

  •  人材の調達力・定着率の向上
  •  競争力の向上

人材の調達力・定着率の向上

「多様性を包含する」と人材の調達力、定着力が高まります。

具体的に言うと、多様な働き方を用意することで、

性別、年齢、国籍、障がい者等の多様な人材を活かすことができます。

結果、採用時の選択肢が広がる、

それぞれの事情に合わせた働き方ができるため、長く働くことに繋がります。

そのために、やることは・・・

  •  多様な働き方ができるよう制度を整える
  •  整えた環境を対外的にアピールする

競争力の向上

「多様性を包含する」と多様な考え方が増えます。

多様な意見を集めることで、意思決定の質が高まり、

プロダクト・イノベーション(売上↑)、

プロセス・イノベーション(コスト↓)を起こすことに繋がり

結果、競争力が高まります。

そのために、やることは・・・

  •  横断的な場の設計
  •  多様な意見を引き出すマネジメント力の向上
  •  意思決定プロセスを見直す
 
ふくまる
意味もやるべき方向も分かったけど、なんでD&Iが重要視されるのだろう?

D&Iが重要視される背景

D&Iが重要視される背景には、

VUCA(ヴーカ)と呼ばれる時代背景があります。

  •  Volatility(変動性)
  •  Uncertainty(不確実性)
  •  Complexity(複雑性)
  •  Ambiguity(曖昧性)

は、時代の特性を表しています。

事業や商品のライフサイクル

どのような事業や商品にも、「始まり」と「終わり」があり、

これを「ライフサイクル」といいます。

  •  導入期
  •  成長期
  •  成熟期
  •  衰退期

企業は、事業や商品のフェーズによって、主に取り組むことが異なります。

導入期や成長期は、規模を拡大するため「効率」が求められます。

規模を拡大するには、リソース(ヒト・モノ・カネ)が必要で

限られたリソースを有効活用して、規模の拡大を図る必要があるからです。

一方、成熟期や衰退期は、このままの状態で進むと「終わり」を迎えるため

次なる成長のため、新たな価値の「創造」が求められます。

新たな価値を「創造」するためには、今までにないアイデアが必要になるため

多様な意見が必要になります。

短くなる事業・商品の寿命

企業は、VUCAと呼ばれる環境下で、否が応でも変化に晒されます。

東京商工リサーチの記事によると、

2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年(前年23.7年)で、2年連続で前年を下回った。

東京商工リサーチ:2020年「業歴30年以上の“老舗”企業倒産」調査より抜粋

環境変化が早くなり、企業は次なる成長のため

新たな価値を「創造」することが、

昔と比較すると重要になってきているのです。

 
ふくまる
逆説的に考えると、やることが明確で効率が重要視されるフェーズには、D&Iの重要性も違ってきます。

まとめ

まとめると

D&Iとは、人材の「多様性を包含する」こと。

企業にとっての価値は

 ①人材の調達力と定着率の向上
  ⇒ 横断的な場の設計
  ⇒ 多様な働き方ができるよう制度を整える
  ⇒ 整えた環境を対外的にアピールする

 ②競争力の向上
  ⇒ 多様な意見を引き出すマネジメント力の向上
  ⇒ 意思決定プロセスを見直す

VUCA時代で成長し続けるため、
企業にとって、D&Iの重要性が高まっている。

いかがでしたでしょうか?

D&Iについての理解が深まりましたか?

本記事が、皆さんにとってこれからの「きっかけ」になれば幸いです!

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